パークハイアット京都で冬の京都を満喫2025

Hyatt

冬の京都は比較的観光客も落ち着いていて、静けさと趣に満ちた特別な時間が流れる。今回は、そんな京都の魅力を存分に味わうため、「パークハイアット京都」に宿泊。2度目の滞在。

前回の滞在記はこちら。

東山エリアに佇むこのホテルは、伝統とモダンが見事に融合したラグジュアリーな空間。チェックインから滞在中のひととき、そして朝食まで、すべてが洗練されていて、まさに非日常を楽しめる場所だった。

早めに京都到着。お気に入りの立ち飲み屋に寄った後、ホテルへ。

ウェルカムドリンクとナッツを頂きながらチェックイン。このナッツがうまい。シャンパンでぐいっと流し込む。部屋の準備ができるまで、荷物を預けて二寧坂へ。

パークハイアットの魅力の一つがこの立地。よくこんな場所に建てられたものだな、と・・・。

ここは京都が誇る観光地。冬なので人が少ないとはいえ、それでも歩くのが大変な程度には混雑している。

奇跡的にスタバで座席を確保できたので、小休止。このスタバに座れることがあるなんて、夢にも思わなかった。少したつと15時をまわったのでハイアットへ。席を探す客がすかさず近づいてくるのでニコッとして譲る。ただ帰るだけなのにいいことをした気分に錯覚する瞬間。

ロビーでは音楽が流れてる。金曜日・平日なのでアフタヌーンティーを楽しむ人がちらほら。ただ多いというわけではない。ほとんどが日本人と見受けられた一方で、宿泊は9割外国人。

小さいながらも中庭があり、外に出ることも可能。この部屋は1階といいつつ、半地下にあるのだが、不思議と暗さや閉塞感は全く感じない。おそらく逆側は石壁ビュー。流石にそちらは圧迫感が凄そう。

前回の宿泊ではほぼ同じ位置で、上のフロアだった。京大和が目の前にある場所で、比較して見晴らしは良かったかもしれないが、京都らしさという観点では今回の方が雰囲気を感じる。

広さは40平米。こじんまりとした空間だが、タモ材の木目が落ち着かせてくれる。

ラグジュアリー感満載のウェットエリア。ダブルシンクとしては多少の狭さを感じるというのが正直な感想だが、パークハイアットの冠がつくからにはシングルにするわけにもいかないだろう。

アメニティは変わらずLE LABO(ルラボ)。以前はミニボトルだったのが、フルボトルに切り替わっていたのは使いやすく、嬉しい変化点。

京都ちどりやのバスソルトはパークハイアット京都のオリジナルである。

身だしなみを整えつつふと部屋に目をやるとこの眺め。ハイアットらしい落ち着きや重厚感を感じながらも、京都にいることを噛み締められる。

類稀な、キラキラしたインルームバー。もちろん和のエッセンスも感じる。

大好きなTea Forte.

運動用のシューズが入っていた。標準のセットかもしれないが、前回のステイ時にレンタルしたからという気もする。

どの時間に眺めても綺麗で気持ちよく、本当に静かな中庭。

和綴の館内説明。日本で他にあるのだろうか。

パークハイアット京都には、スペースがあらゆる場所にある。人によっては無駄であるだろうが、何よりも贅沢を感じる空間である。

ホテルのメイン棟と宿泊エリアを繋ぐ5階のティーラウンジ。もちろん宿泊客専用だが、この空間で静かにボードゲームを楽しむ欧米4人組が印象的だった。

そしてこの空間からの眺めは、もしかするとパークハイアットの醍醐味かもしれない。ほとんどのタイミングで貸切。BGMもなく、静寂の中この景色を独り占めできる。

パークハイアット1泊目のディナーは徳ㇵ本也さんにて。

ターンダウンがされた部屋には折り紙の蛙と、京都のチョコレート屋dari K.

ダンデライオンチョコレートから、より京都らしいものへ。

朝目が覚めた瞬間からこの眺めである。なんと非日常。

観光をしに来たわけではないが、せっかくの立地なので散歩へ。相変わらずの人混みである。向かったのはホテルからは目と鼻の先である「かさぎ屋」。

大正3年から二寧坂で店を構える甘味処。清水寺に向かう参道、二寧坂は、長く続いていた老舗がどんどん様変わりする中で、変わらず歴史を感じさせる佇まいの老舗である。大満足のぜんざい!

お腹が膨れたところでホテルに戻り、バスハウスへ。

チェックイン後はりきって予約の電話を掛けるも、前回はコロナ禍の運用だったようで、今は予約の必要がいとのこと。ウォークインで利用できる。タイミングによっては、他のゲストとシェアすることに。

ジムスペースの奥にある施設。汗を流すためにあるようなものなので、当然と言えば当然だ。

湯船は2つ、うち1つは水風呂。サウナはウェットとドライの2箇所あるが、他のお客さんと出くわすと気を遣うのは間違いないなあと・・。

そうじゃない限りはラグジュアリーで最高のバスハウス。

アメニティはKOTOSHINA。

お風呂とサウナを楽しんだ後は、4階で夕涼み。

中国からの客が、写真撮影に励んでいた。この空間は宿泊者とレストランの利用客だけの特権であるはず。きちんと琥珀でお酒を楽しんだことを願う。

パークハイアット1泊目のディナーは木山さんにて。

夜の二年坂。夜の散歩を楽しむ観光客は多少いるものの、昼の喧騒がまるで嘘のような感覚。

甘いものに目がないので、KYOTO BISTROでケーキを部屋に入れておいてもらうよう、お願いする。

その足で向かったのは「琥珀」。

混雑しているイメージだったが、思いのほか空いている。先客は常連さんと思しきお二人だけ。おかげで絶景真正面の特等席へ。

バーテンダーとの会話を楽しみ、上機嫌。

部屋に戻りKYOTO BISTROのスイーツを楽しんでぐっすりと就寝。

チェックアウトの日は、早起きして清水寺へ散歩。

清水寺は朝の6時から営業している。残念ながら、入場料は現金支払いのみ、お参りは叶わなかった。なんでもキャッシュレスで済ませようというのは悪い癖である。

時間は7時半ごろ、思いのほか観光客は多い。とはいえどもお昼と比べると100分の1程度だろうか。パークハイアットのゲストにはジョギングを楽しんでいる方もいた。さぞかし気分のいいことだろう。

部屋に戻り、京大和の和朝食。

記憶の味よりも、ずいぶんと美味しく感じた。数量限定なので、チェックイン時に予約するのをお忘れなきよう・・・。

文句のつけようがないというか、隙がないというか・・・。京都で一番のホテルだと思う。お世話になりました。