ハレクラニ沖縄のイノベーティブレストラン、シルーでディナーを頂きました。2日前の予約でしたが、やはり希望の時間は満席。20時半スタートとなりましたが、なんとか予約ができてラッキーでした。平日なのに、すごい人気です。
こちらのレストランは、外苑前の星付きレストラン、フロリレージュ川手シェフが手がけるイノベーティブレストラン。田舎者な私は舌を噛みそうですが、おしゃれなお店です。ドレスコードはリゾートカジュアル。とはいえ、それなりの格好をしている方が多かったです。一人で来ている方もいらっしゃいました。
沖縄の言葉で白を意味するという「シルー」の店内に入ると、白を基調としたセンスの良い空間が広がっています。
窓際の良いお席を案内して頂きました。
ディナーはワンコースのみ。それにアルコールのペアリングをチョイス。
初めはロゼのシャンパン、クリストフミニョン。柔らかな口当たりです。
ウェルカムドリンクのサトウキビのジュレとさんぴん茶。海を感じさせるやちむんで提供されるので、かろうじて沖縄だと認識できますが、まるで青山に居るかのような印象を受けます・・。ほんのり薄味とさんぴん茶の香りでスッキリしています。カトラリーはクチポール。
ブータンノワールに、ほうれん草のキッシュのようなもの。
とうもろこしの蒸し焼き。香ばしく、良い香りが漂います。
カクテル。ペアリングは食事にあったものがベストで提供されるのはもちろんですが、色々考える必要がなくて楽チンです。
車海老にジュレがかかっています。ステーキハウス、キングダムの車海老よりこちらの方が格段に美味しい・・。火を通しているかどうかの違いではないです。
ミヌダル?
なすびにエディブルフラワー。うーん、目に美しい。島のラー油が良いアクセントとなって味が締まります。
泡盛。通常のものの半分ほどの度数で、あまり蒸留酒が得意ではない私でもスルスルと美味しく飲んでしまいました。ぐい呑がとても小ぶり。自宅だと絶対に使わないような酒器で頂けるのは楽しいです。
なんやら骨骨しいのが出てきたけど、もちろん食べられるわけではなく、パイを取り分けて頂きます。
ハタのパイ包み。これが絶品!シルーで食べた中でも印象に残った一皿です。
クロ・レオ2016。日本人醸造家の篠原麗雄さんが、フランスで醸造したものだそう。甘さと酸味のバランスが取れていて、お肉にしっかり合いそうです。これが出てくるということは次は・・・
やっぱり!牛肉です。沖縄のブランド牛、もとぶ牛のロースト。前日、Tボーンステーキを食べたばかりですが、また別の美味しさがありますね。脂の入り具合が、抜群に良いお肉。感動です。横っちょにある緑色のパテのようなものはゴーヤ。お肉と一緒に口に入れるとこれまた合う!
骨髄のスープ。意外とさっぱりながらもしっかりとコクがあります。お味はもちろんですが、フードパフォーマンスが飽きさせません。
タルタル。
ブランマンジェ
アマゾンカカオ、よもぎ。フーチバーってよく耳にするけど、よもぎだということを初めて知りました。コーヒーと一緒に頂き、完食。
リゾートホテルには万人受けするレストランが鉄板な中、イノベーティブレストランで食事ができるのは、とても面白いです。ハレクラニの世界観をしっかりと持ちながらも沖縄の食材を昇華させたお料理の数々は、沖縄の風のようにとても軽やか。演出も最高で、とても良い旅の思い出になりました。今回はチェックアウト前日の夜に伺いましたが、大正解。これから行かれる方も最終日にぜひ試してもらいたい、シグネチャーディナーです!
接客がとても好感のもてるもので心地よく食事ができると共に、素敵なレストランだと確信しました。大きな箱のホテルにしては席数が少ないのも、特別感がありますね。ハレクラニに行ったら、ぜひまた再訪したいです。
別日に伺った、同じくハレクラニ沖縄内のステーキレストラン、KINGDOMの記事もよろしければどうぞ。