パレスホテル東京(PALACE HOTEL TOKYO)宿泊記

ホテルステイ

パレスホテルというと1961年、オフィスビルを併設した初めてのホテルとして誕生しました。2009年には老朽化のため、休館。2012年、建て替えを経て、新しいホテルとなって帰ってきました。

日系で有名なホテルと言えば、帝国ホテル、オークラ、ニューオータニなどが挙げられますが、その中でも最高ランクと言っても過言ではないでしょう。2019年にドナルドトランプ氏が来日した際は、こちらのホテルに滞在したそうです。

少し仕事で遅くなってしまったため、日がほとんど落ちたタイミングでの到着になりました。ロビーラウンジではピアノの生演奏が始まっていました。

タクシーを降り、ロビーラウンジに抜けると、瑞々しい生花が生けられています。

ライトを落とした空間に突然現れるグリーンの存在感に圧倒されます。私も最近は柄にもなく、家にお花のある生活を心がけていますが、迫力が全然違いますね。うちのはうちので可愛らしくて好きですが。。

お部屋

今回は和田倉噴水公園を臨むお部屋。クラブフロアでの滞在です。部屋は45平米と特段広いわけではありませんが、快適に滞在できる広さ。今回は2泊、お世話になります。

まず部屋の扉を開けて飛び込んでくるのは夜景です。皇居近くにあることもあり23階建てとあまり高層なビルではありませんが、その分落ち着いた雰囲気で夜景を眺めることができます。

お部屋とバスルームはガラスで区切られています。ガラス部分はブラインドを下ろすことが可能です。

洗面台は1口。このクラスのホテルでは、少し珍しい気がします。

アメニティはイギリス生まれのbamford!バンフォードを使うと心なしか髪の毛の調子が良い気がします。デザインもスッキリしてて好みです。バスソルトは「ANNE SEMONIN(アンヌ・セモナン)」というメーカーのもので、初めて使用しました。バスソルトは袋に入っていることが多いので、ボトルに入っているものは新鮮ですね。
基本的なアメニティはパレスホテルのロゴ入りの箱に入っています。主張をしないこのデザインは上品です。

シャワーブースにもバンフォード。

ミニバーは三面鏡のようになっており、どう写真をとっても写り込んでしまう!変なおじさんが写真を撮ってる様子が写り込んではいけないので、とても変な角度の写真になってしまいました。パリで宿泊したクリヨンのミニバーを思い出すようなキラキラ具合でした(流石にクリヨンの方が一段上ですが!)。変わり種としては山本海苔店の海苔チップスがありました。頂きましたが、口さみしい時に軽く食べられるスナックとしてちょうど良かったです。

引き出しにはパレスホテルオリジナルのコーヒーと紅茶ドリップが入っています。地下にあるホテルのショップでも売っていました。

ミニバーにはシャンパンをはじめ、一通りの品揃えです。余談ですが、少しだけ写り込んでいる山崎の水が大好きで、この時も飲んでしまいました。お風呂上がりの微発泡は格別です。もちろん、ネスプレッソもあります。

ウェルカムフルーツには、すももにデラウェア、そしてマスカットが置かれていました。趣味のいい陶器の上のフルーツの美しさたるや!美味しさは3割り増しになりますね。

隣に写り込んでいるアルコールジェルもホテルからのプレゼントでした。ありがたく頂き、外出用に使用しています。

ファブリックミストもアメニティとしてありました。
バルコニーに出てみると都心でありながらもゆったりとして眺めが広がっています。

公園の縁がライトで照らされているのを初めて見ました。公園の周りには煌々と輝く大手町のオフィスビル群、地の利を感じられる贅沢な眺めです。そして、なんだか不思議に感じる眺めでもありました。奥の方には東京タワーも。当然、バルコニーにいる時間が長くなってしまいました。

都内のホテルではバルコニー付きのお部屋はなかなか珍しいので、とても価値のあるお部屋です。最後にバルコニーからお部屋を見た時の写真です。ソファがあるのが個人的に高ポイント。

クラブラウンジ

建物の19階に位置しており、クラブフロアおよびスイートルーム宿泊者のみが利用できるとのこと。平日で出勤していたのでアフタヌーンの時間に訪問することは叶いませんでしたが、イブニングの時間に訪問することができました。

落ち着いた雰囲気で静かに過ごせます。

テラス席もあり、ここでお酒を頂けるなんて最高です!が、季節は真夏。なかなか厳しい・・少し気温が下がってきたら、ぜひテラス席で一休みしたいです。座ると目線は夜景ではなく、bushになってしまいますが・・・開放感を十二分に感じられます!

この時間はカナッペが頂けましたが、食事の予約をしていたので、2人で1人前だけお願いすることにしました。その間にどんなお酒があるかを少し拝見。

シャンパンはローランペリエ。定番です。

飲みまくりたい気持ちを抑えて我慢、我慢です。

もちろん、日本酒やビールもあります。お酒は自分で注いでもいいとは思いますが、スタッフの方が気を利かせて下さいます。シャンパンを一杯だけ頂きました。少しするとカナッペが運ばれてきました。

これで一人分だそう。結構なボリュームで驚きました!確かに周りを見渡すと、クラブラウンジの食事を夕食がわりにしてる方が多い印象です。お味も無料で頂けるものとしてはちゃんとしていました。

エビアンスパ

連泊したため、翌日はスパも利用しました。

比較的こじんまりとしたプールで、ジャグジーも付いています。もちろん、スタッフの方がお水とタオルをセットして下さいました。

タオルにはevian SPAのロゴが入っています。水はもちろん、エビアン。
ラッキーなことに貸切状態でしたので、小一時間広々と泳ぐことができました。

ジムエリアもすぐそばにあったのでチラッと覗いてみましたが、ランニングマシンがたくさんありました。

更衣室は狭いです。他のゲストとタイミングがかぶると、なかなか気をつかうかもしれません・・。シャワーも1台のみ、部屋から着替えて行く方がいいかも。アメニティもなんとなくビジネスホテルっぽい印象で・・・少し寂しいです。運動した後は、ホテル内の日本料理と中華料理をいただきました。

朝食

1泊目はインルームダイニングで朝食を。

これまた素敵なお皿に、美味しそうな卵料理です。サラダに至ってはかなりの分量で少食な方だとメイン料理なしでも十分満腹になりそうです。

グリーンマムの一輪挿しに心を奪われました。テーブルの上に小さなお花があるだけで、気持ちが晴れやかになります。この後しばらく、お気に入りの一輪挿しを探し回り、先日ようやく気に入ったものを手に入れることができました。

インルームで食事ができる一番の贅沢は、この景色ですね。

2泊目の朝食はクラブフロアにて和朝食を。

クラブフロアで軽食の扱いなのか、ホテルの朝食を期待していくとややボリュームが寂しく感じます。が、味はとても良かった!美味しく完食しました。しっかりと食べたい方は、ロビーフロアで朝食を食べることをおすすめしますが、このくらいで十分だという方も多いと思います。私は前日夜に琥珀宮でお腹いっぱい食べた後だったので、このくらいでちょうど良かったです。

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パレスホテル東京 都心にありながら、美しい緑と水に恵まれた絶好のロケーション

3年の休業を経て再オープンしたパレスホテル。外資系のホテルと比べて派手さはないかもしれませんが、その分落ち着いた客層で年齢層も高く、静かに滞在ができたのが良かったです。

滞在中のディナーはそれぞれ和田倉と琥珀宮で頂いたので、よろしければご覧ください↓