今年のクリスマスディナーは、鮨 和魂( Sushi Wakon)にて

ホテルステイ

ザ・ペニンシュラ東京内にひっそり佇むお店、鮨 和魂。

人がごった返すロビーとは打って変わり、静寂に包まれたフロアにお店はあります。客室からエレベーターに乗り、テナントのある4階へ。

案内された店内はこじんまりとしていながらも他の客席と距離があり、落ち着いて食事ができる雰囲気です。こちらのお店は2店舗あるそうで、もう1店は京都。フォーシーズンズ内にあるそう。ミシュランで4年連続星を取得した実力店。

檜の付け台にカウンター、そして黒漆の折敷。わくわくしながらお話をしていると、本日のネタのご紹介。

キラキラしたネタの数々!ここまで美しいと、もはや食べなくてもいいのではないかと思ってしまうような。いや、食べるのが申し訳ないとすら思う。滅多に来られませんが、高級店の醍醐味の一つですね。

マグロも部位別に並べられています。上から赤身・中トロ・大トロ。

白く透き通った白身やイカ、ホタテ。12月って寒くて嫌になるけど、食を楽しむという点では最高に適してるのも事実。

日本中から取り寄せた旬のネタを食べられる鮨は、ちょっとした国内旅行気分。これはどこの産地?じゃあお酒は・・なんて話しながらの食事は楽しいですよね〜。大してお酒に詳しいわけでもありませんが、ネタから季節も感じられますし。

最初はお鮨屋さんではお決まりのおつまみからです。

一品目は鮪のたたきの手巻き。手渡しで渡されるやつです。フワッフワのトロにしっかり目の酢飯、パリッとした海苔。大袈裟ではなく人生で一番美味しい鮪のたたき。

身が厚い!見るからにふっくらと炊き上がった蒸し鮑、いいですね〜。

最近流行りの?!宮崎産のキャビアを乗せていただきます。

ふっくらとした食感に磯の香りがほんのり、それでいながら芳醇な鮑の香りと相待って口の中で幸せが広がります。鮑に使う形容詞ではないと思いますが、ホクホクしているのです。

お次はセイコガニの甲羅盛り。鳥取のものだったっけか。惚れ惚れとする美しさ。ちいさなカニをほぐし、身出しをして・・・と地道な作業をし綺麗に盛り付ける職人技には頭があがりません。気の短い人間で哀しい。。

甲羅にはセイコガニの身はもちろん、内子・外子ともにたっぷり。おまけに現在高騰中の生ウニまで盛られちゃっています。茹でたてでしっかりと詰まった身は味が強い。魚と同じで、蟹も寒くなるほど身が詰まって大きくて、味も濃くなるんでしょうか。

それにしても、カニなのにお箸で食べられるってものすごい贅沢。手をベタベタにしながら食べるカニも大好きですが!

お次は氷見の寒鰤しゃぶしゃぶ、辛味大根添え。脂の乗ったブリとピリッとした大根おろしが合うこと!日本酒との相性抜群。永遠に食べ続けられそうなブリシャブですが、お腹の容量もお財布事情もそんなわけにはいきません。泣

こちらのお店、もちろん(?)日本酒のラインナップにも自信があるそうです。メニュー以外にもかなりの品揃えなのでなんでも相談して欲しいとおこと。打てば響く、プロフェッショナルなスタッフさんが、食事にバッチリなお酒を提案してくださいます。

お次は焼き物。おつまみとしては最後のお皿。ノドグロは、白身のトロと言われるほど脂がのってますが、こちらも例外ではありません。しっかりと脂がのったのどぐろに絶妙な焼き加減で、旨味が溢れ出ていました。特筆するのはパリっとした皮の香ばしさと、塩加減。どれだけ素材が良くても自分には一生手が届かない領域です・・・(当然ですが)。

お鮨の最初は赤身マグロ。赤身と言いながらもきめ細かな脂が見えるように、淡白なわけではなく、しっかりとした旨味も併せもっていました。冷凍していないやつとは食感も、うまみも大違い。

平目は真珠のように透き通った白色。サッパリしながらもコリコリとした食感で、マグロの後にいい感じ。

お次はスミイカ。イカのおすし、好きなんですよね〜〜〜。写真からも伝わってくるように、パリッっと弾けるような食感。そしてその食感がありながらも、すぐに口の中でほどけていくような甘さ。強さと繊細さが両方楽しめます。外国人は苦手な方が多いようですね。

赤貝は刺身で食べるより、お鮨でいただく方が圧倒的に美味しい。

トラフグの白子焼き。なんといっても香ばしい香りがいい!

口当たりが良く、トロトロ濃厚な白子を日本酒で流し込むのは、冬の醍醐味なのでしょう。初めて食べましたが。

改めてみると、完全にお餅と見間違えるようなビジュアル。それが超高級食材っていうのも面白いです。

先ほど赤身をいただきましたがお次は中トロ。脂と肉感のバランスが絶妙。

大トロ。暴力的な美味しさ。

マグロを3貫いただきましたが(手巻きを含めると4、ですね)個人的に今回一番幸福度が高かったのは中トロです。

しっかりと脂がのったネタの次は青魚、小肌。中盤ですね。

朱色の縞が鮮やか。車海老の弾力を感じながらもしっとりとした食感と凝縮された甘味が口いっぱいに広がります。

こんなに大きな貝柱ってある?ってなド迫力。口にふくむとシャキシャキとした食感にスッキリとした甘味。めちゃくちゃ肉厚で、一口で食べるのがもったいない・・・。(小並感)

おしゃべりに忙しくなっていたので、いくらの海苔が湿気てしまった。海苔の香りがいいこといいこと。聞いてみると、最初の手巻きとは種類を変えているらしい。

イクラはプチプチ感と、さっぱりとしながらもほどよく感じられるねっちり感が良かった。そして立派な大粒。イクラらしさを感じられる薄味で、いい具合に塩味が足されています。醤油の味が強すぎるイクラは、海鮮丼にはいいかもしれませんが、おすしにはいまいちですよね。

先日宿泊した北海道のホテルでは朝食にイクラがありましたが、醤油味のしっかりついたイクラでした。そして小粒だったので鱒かな?その後に食べた美味しいイクラだったので、感動は一入です。

雲丹。イクラもそうですが、かなり高騰していると話題のウニです。そんな貴重で高級なネタを食べるのは緊張。

フワッフワの穴子は口に入れるた瞬間とろけます。どうやって握ったのか不思議になるほどの柔らかさ・・・

これは追加オーダーのえんがわ。濃厚な脂のりと旨み、特有のコリコリとした食感がたまりません。厚みもすごい。

鮨ネタの最後はマグロ。

江戸前鮨の締めとい言えば、まるでカステラのような玉子焼き。

もずく入りのお椀は最高にほっとしました。このタイミングの汁物は堪らない。

デザートは京都味噌を使用したスイーツ。舌の上でゆっくりと転がしながら堪能しました。

ネタは勿論のことながら最高ですが、なんといってもシャリとの調和、至極の旨さ、これは誰もが一度は体験したほうがよいと感じる感動のお鮨の数々。寿司職人さんの美しい仕事を見ながら、豊富な日本酒を片手に愉しいお時間を過ごすことができました。高級な空間にありながら、スタッフの和やかなサービスで、肩肘張らずに楽しめる江戸前鮨、和魂。ぜひ、また伺いたいです。

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この日は和魂の入っているホテル、ペニンシュラ東京に宿泊していました。よろしければ宿泊記もご覧ください。