ファッションのみならず家具やフードも手がけている「YAECA」。2020年10月、洋菓子店をオープンしました。場所は田園調布とちょっぴり意外な場所。ファッション誌やラグジュアリー誌で多数紹介されているお店です。
今日は土曜日。絵に描いたような春の陽気です。売り切れる前にお店に行こうと田園調布駅に到着したのは12時前でした。
いままで下車したことのない初めての駅ですが、意外と遠かった。世田谷区って広いのねと思ってたら、大田区だと初めて知る。駅前は整然としており、こぎれい。
駅の改札を出て右手に下り坂があるので、そちらへ向かいます。田園調布はスノッブかつお高い場所というイメージを持っていましたが、駅と洋菓子屋の間は案外普通の街でした。きっと別のエリアに「超」高級住宅街があるのでしょう。
改札を出てゆっくりゆっくりと歩いて5分ほどで目的のお店が見えてきました。
知らないと何のお店かわかりません。写真で見る限り看板・屋号も見当たりません。
真っ白なお店なことに加え、扉を開放しているためとてもさわやかです。
アルコール消毒をし、広くはないお店に入ると、先客は2名。店員さんの雰囲気はやはりYAECAっぽい。ゆるっとしながらも丁寧な対応です。カウンターにケーキが5種並んでいるほかに、窓側のカウンターにはサブレとコンフィチュールが。
ちょっとしたプレゼントに丁度良さそうです。
コンフィチュールは、「クリスティーヌフェルベール」。
ガトー・オー・ブール
クッキーのようなマカロン。
ガトー・ア・ラ・クレーム バニラ。
ステンレスのケースの中に、保冷剤でも入ってるのでしょうか。
ガトー・ア・ラ・クレーム モカ。
そのほかに、ラムもありました。ホールを頼むと、冷凍のものを用意してくれるそうです。手土産にも持って行きやすいですね!
無駄なものを徹底的に取り除いた、こだわりの感じられるお店でした。
バターケーキとしてはとてもライトな印象。バターケーキ感がアップデートされました!バターケーキ特有のコッテリ・脂っこさは強くありません。
コクはしっかりありますが、しつこさは無し。質のいいバターを使っているのでしょう。
バニラ味は多少の塩味を感じます。ラムは、ほんのりとフレーバーを感じる程度、個人的にはもう少し強い方が好みですがとても美味しくいただけて満足です。
田園調布という場所はなかなか用事がなく、もう一度わざわざ買いに行くかはわかりませんが、このお店は「わざわざ」買いに行く体験を含めての味なのだと思います。なかなか足がむかないけれど、できればもう一度食べたい。そんなお店になりました。