県外への移動が解禁されたタイミングで、長崎市内を旅行してきました。何気に初めて訪れる長崎。なかなか行く機会がなかったのですが、ようやく念願叶い訪れることができました。
長崎は坂が印象的な、とても美しい街でした。人口は40万人ちょっととあまり多くはありませんが、街がとても大きいのが印象的。特に夜の繁華街は大変な賑わいで、とても繁盛していました。美味しいもの、お酒が好きな人は間違いなく楽しめることを保証します。とはいえ、お昼も、2泊3日の旅程では観光しきれないほど、観光資源にも恵まれた場所でした。
2泊3日という短い滞在でしたが、その間に訪れたお店を紹介します。我ながら、食べすぎた旅行でした。。
江山楼の特製ちゃんぽん
長崎グルメの代表格といえば、これですね!何と言っても、ちゃんぽんでしょう。中華街にある江山楼さんというお店で頂きました。お昼時に伺うと時節柄、どのお店もガラガラですがこのお店だけはほぼ満卓。人気が伺えます。地元の家族づれも多そう。
オーダーは迷うことなく特製ちゃんぽんをオーダー。注文後10分ほどでサーブされます。シーフードがたくさん乗った丼にはなんとフカヒレも。スープは結構しっかりめの豚骨味で、汁物ながらもビールが飲みたくなるようなお味。濃厚でコクがあり、美味しいです。麺は太めで少々柔らかいものですが、その分スープとよく絡んで美味しい。
後から地元の人に聞くと、「一番間違いない」お店だそう。これが本場か、と唸ったので、ぜひ行ってみて欲しいです。リンガーハットとは違います。
王鶴の皿うどん
せっかくなのでちゃんぽんだけじゃなく、皿うどんも食べたいと思い、江山楼の斜め向かいにあるお店に入りました。ネット上のレビューが良さそうだったので伺いましたが、うーん、、こんなもの?という印象・・。出来立てのはずなのにぬるく、美味しいという言葉が浮かんでこない・・。
わざわざ旅行に来て食べると、少々肩透かしを食らってしまうかもしれません。他のお店の選択肢があれば、そちらを選ぶのが良いと思います。
三栄製麺の角煮まんじゅう
角煮まんというものを知らず長崎に来たのですが、いろんな場所で売っているのを目にして一度は食べてみようとトライ。
中華街にあるなかなか古そうな製麺屋さんでも角煮まんが売られていました。見た目はどこにでもある角煮まんですが、一口食べると脂身がトロッと。お肉にもしっかりと味が付いています。食べるまでは角煮がパオに負けていそうだなと思いましたが、いい意味で裏切られました。甘めの味が好きな人におすすめです。
旬菜房 菜魚(なお)の海鮮
このお店が、今回の滞在で一番のヒットでした!とにかく魚が新鮮で美味しい!新鮮なお店はいくらでもありますが、ここのお店は何が違うのだろう。。。鮮度抜群なだけでなく、目利きなんでしょう。本当に美味しいです。
天ぷらも美味しかったですが、最後に頂いたうちわエビのお味噌汁も良い出汁が出ていて素晴らしく美味です。
外観とはイメージが少し違う、落ち着いた大人な雰囲気の店内は、きっと接待などにもよく使われていることが伺えます。慣れてなさそうなスタッフの方に、優しく指示をしている大将がすごく印象的でした。食べ終わった後、一人なので迷惑にならないように早く帰ろうと思っていたのですが、「ゆっくりしていって頂いて大丈夫ですからね」とお声がけも頂き、とても嬉しかったです。ここは間違いなく再訪したいお店。
おにぎり専門店かにやのおにぎり
菜魚を出た後、ホテルに戻るのもなあ、ということでこちらに入店。有名なおにぎりのお店だそうで。長崎では、飲み会の後のシメはおにぎりという人も多いそうです。
通り抜けるのも一苦労な狭いお店のカウンターには、所狭しとおにぎりの具がたくさん並んでいます。おにぎりだけ食べに来た人、お持ち帰りの人、お酒を飲みに来た人、ひっきりなしに人が出入りしています。注文はシートに記入してオーダーをする方式。とりあえず焼き鯖のおにぎりと、ハイボールを頼む。
頼んだおにぎりはカウンターの上に直接置かれます。粋です。うーん、うまい。
気分が良くなり、焼き鳥、卵焼きを頼みました。卵焼きが甘めで美味しかった!良い気分で飲んでいると、隣のおにいさんは随分酔っ払っているようで寝ていました。良いお店です。
銅座 呑(どん)の海鮮
銅座町の2階に入っている居酒屋さん。ふらっと入ってみたのですが、なかなか美味しかった。一人なのでカウンターに案内して頂きましたが、目の前には新鮮な魚介類がズラーっと並んでおり、海鮮好きには眼福、幸せな気持ちになります。実際、お魚も美味しかった。基本的には鯨が売りのお店なようですが、今回は頂きませんでした。
カウンターで横になったご夫婦に話しかけてもらい、とてもいい出会いができました。
桃若のおでん
呑で知り合ったご夫婦とご一緒させて頂くことに。風情ある引き戸を開けると、ノスタルジーな雰囲気の店内が広がっていました。
おでん鍋の鎮座するカウンターに腰掛けて、お酒を楽しみます。長崎訛りの女将さんが良い雰囲気のトークまわしをしてくれてこれまた居心地がいいのなんのって。一緒に来たご夫婦もとても面倒見の良い素敵な方々で、お酒とおでんをご馳走になってしまいました。ありがたいことです。
食べかけで失礼します。薄味の出汁がしみた自家製のおでん種のひとつひとつが美味しい。加えて、一見の客でも馴染ませる女将さんの雰囲気が、このお店の魅力です。おかげで、このお店のお客さんと仲良くなり、次のお店へはしごすることに。
宝雲亭の一口餃子
おでん屋で知り合った方達と。普通の餃子と小籠包の合いの子のような形の餃子。小ぶりな形ということもありパクパクと食べてしまいますが、見た目以上にしっかりと肉肉しい印象。にんにくが効いています。
カリカリに焼かれているというより少し焼きが甘めなタイプで、好みです。そしてここの女将さんが個性がかなり強く、本当に面白い。閉店前で人がだいぶ少なかったこともあってか、座って酒を飲みながら接客してくれました。大笑いしすぎて喉が枯れました。
柊のあおさラーメン
散々食べてお腹いっぱいになのに、お酒を飲んだ後はなぜラーメンが食べたくなるのでしょうか。銅座にあるお店で締めです。時間は夜中の2時頃でしたが、早朝まで営業しているそうです。トマトラーメンが有名なようですが、あおさラーメンをオーダー。しっかりめの豚骨に、あおさのとろみがプラスされてクリーミー。美味しく頂きました。ごちそうさまでした。