アマネム(AMANEMU)宿泊記

Aman

先日京都に日本で3軒目のアマンリゾートが開業し話題となりましたが、同じ関西地方にはもう1軒アマンリゾートがあります。1月に宿泊したアマン京都で気分が盛り上がり、早速その翌月にはアマネムへ泊まりに行くことができました。

アマネム は三重県は伊勢志摩国立公園の中に位置しており、英虞湾の海岸線に佇んでいます。東京、京都はどちらかというと都市型のアマンですが、こちらは完全にリゾート型のアマンです。

早朝の伊勢神宮への参拝を済ませ、レンタカーで一路アマネムへ向かいます。時間にしておおよそ1時間ほどのドライブ。心の落ち着く地方の景色を眺めながらの運転はとても心地よく、外国人ならとても思い出深いドライブになることは間違いなしでしょう。途中海苔の養殖場なども通り、その土地の雰囲気を色濃く感じることができました。

JRの賢島駅までもアマンの車で送迎をしてもらえるようです。送迎代も宿泊料に含まれているようなので、随分良心的ですね。

時間にしておおよそ1時間、アマネム の入り口に到着です。

ゲートからチェックイン

↑の看板の右側を行くと・・

アマンお約束のゲートです。ガードマンがいるので、宿泊客だと告げて開けてもらいます。そしてしばらく進むとアライバルパビリオン。暖かく歓迎をしていただくと、到着した実感が。人によって好き嫌いはあると思いますが、ゲストとスタッフの距離の近さというのがアマンの魅力の一つです。

季節は2月、暖かい伊勢のお茶を頂きながらチェックインです。開放感のある窓からは、志摩の絶景が臨めます。

綺麗だな〜と見とれていると、スタッフの方がそーっと近寄り、スライドドアを開けてくださいました。

なんとも気持ちのいい光景、そして空気です。奥の方にちょこんと屋根が見えますが、ナギスイートでしょうか。

チェックインを終えると、バギーでお部屋まで移動です。アマンに来てバギーに乗ると、とてもうきうきしちゃいます。

今回の予約はソラスイート。アマネム のルームカテゴリは「ナギスイート」「ソラスイート」「モリスイート」の3段階となっていて、今回は真ん中のカテゴリ、ソラスイートでの滞在です。もちろん荷物は当たり前のようにお部屋に運んでくれています。アマンの滞在は、徹底してストレスを感じさせません!

お部屋

部屋に到着。天井の高い部屋で開放感があります。木をふんだんに使用しており、あたたかみを感じる作り。

デスクは浅めなので、軽い作業に向いていそうです。

お風呂も全面ガラス張り。ガラスの向こう側にはデイベッドがあります。このお風呂は温泉だそう。アマン京都のお部屋のお湯は温泉ではなく少し残念でしたが、アマネムの温泉は覿面、湯上りがポカポカして気持ちよかったです。

十分なタオル。洗面台は向かい合わせにダブルシンクです。向かい合わせというのは初めて見たかもしれません。また、多くの高級ホテルがそうですが、あらゆる場所にペットボトルのお水が置かれているのでやたらと水を飲みます。

薄手で軽いアマネムオリジナルバッグも。

でも休む前に、一杯やらなければいけません。部屋にはシャンパンとフルーツ。

デュバルルロワのハーフボトルです。ドライな味ながらも果実味が感じられ、軽快な味です。フルーツは瑞々しく、とても新鮮であまい。うまい。幸せです。

冷蔵庫とフリースナック。右のおせんべいが美味しくて美味しくて、ターンダウン前に完食してしまいました!お腹が膨らんだところでテラスへ。

ここがアマネムで一番のお気に入りになりました。デイベッドが2つ、用意されています。2月というタイミングでしたが心地の良い陽が差していてポカポカしていたのでお昼寝。風が吹くと草木が揺れる音が聞こえ、いい子守唄になります。逆にいうと、それ以外の音は聞こえません。本当に静かで、時が止まったような感覚です・・。

瀬戸内海で生まれ育った私は、穏やかな海が近くにありましたが、ここ志摩もまた、穏やかな海です。

小一時間ほど休憩したところで、ホテル内を散策。もちろん電話をすればカートで迎えにきて貰えますが、そこまで遠くはないので歩くことにします。

アフタヌーンティー

ラウンジバーでは15時〜17時の間、アフタヌーンティーが頂けました。想像していたよりも種類がたくさんあり、小腹を満たすには十分です。・・・いや、一つずつ食べると夜が入らなくなるので控えめにしました。

ライブラリー

ライブラリーもあります。こじんまりとしていて、趣味のいい作りです。長期滞在して、こんなところでゆっくり読書するのも素敵ですね。

個人的にはアマン京都にもライブラリーが欲しいです。

プール

ラウンジバー、ライブラリーの裏側にはプールがあります。長さだけでいうと30メートル以上あるようで、ホテルとしてはかなり長いように思えますが、幅はあまりなく、こじんまりとした印象です。

デイベッドがたくさんあるもののあまり広々としてないので、他のゲストとバッティングしたらあまり長居できないかもしれません。

景色は文句なしですね!インフィニティプールということもあり、ボドルムのアマンルヤのプールからの眺めに似ています。アマンルヤのインフィニティプールからも、ボドルムの穏やかの海を眺めることができました。

スポーツジム

24時間営業だそう。

シンプルながらも、必要十分です。

サーマルスプリング

天然温泉施設のサーマルスプリングがあります。こちらは水着を着て入る天然温泉です。チェックイン後の時間だった為、他にも何組かのゲストが居ました。が、その中で賑やかな団体旅行客が居て、そそくさと退散。その後も色んな場所でタイミングが重なりましたが、こればかりは仕方がないですね。。そんなタイミングだったからか、デイベッドや更衣室もだいぶ乱れた状態、クリーニングスタッフは常駐していないのでしょうか。。

ディナー

アマネム内での食事はインルームダイニングか、メインダイニングの2択です。メインダイニングは基本的には日本料理なのですが、それに限らず幅広いメニューが食べられます。

周りを見渡すとコースを選んでいる人が多い様子でしたが、今回はアラカルトで。

ビスクだっけな・・。

お刺身盛り盛り。どれから食べよう。。

天ぷら盛り盛り。

うにく寿司。

トリュフそば。

トリュフうに卵かけごはん。なんともバブリーな・・。

どんなお店に行ってもデザートは欠かさず頂きますが、おなか一杯になったので諦めました。どの世代でも満足できそうなお料理が、たくさんありました。

スタッフの方の働きぶりや距離感にもすごく良い印象です。

食事後、少し外へ。左手がバーラウンジ、奥に見える青い部分がプール。暖かな光がたまりません。

ターンダウン

部屋に戻るとターンダウンが完了していました。湯船にお湯を張り、夜空を眺めながらゆっくりと体を休めます。かなり乾燥していたので、加湿器を借りるといいかもしれません。

朝食

絵に描いたような晴天です。張り切って朝食会場へ向かいます。

朝が弱くいつものごとく遅めに向かい、ゆっくり食事をとっているとほとんど最後のゲストになってしまいました。

鯛茶漬けに、ふわふわの超厚焼き玉子焼き。美味しかった!これだけ色んなお料理が並んでいるにも関わらず物足りないと感じるものがありません。

そして何より、白ご飯がとても美味しいのです。なんでも、熊野古道のお米だとか。もりもりおかわりをしてしまいました。

デザートとコーヒーで一服。

昨日と同じ画角ですが、目に刺さるような青色です。ノーフィルターでこの色。なんでも、昨夜食事を終えて寝静まった後は、中々の大荒れの天気だったようで・・。強風一過というところでしょうか。なんとも幸運なタイミング。部屋に戻り、一休みするとはやくもチェックアウトの時間です。

お決まりのラゲージタグも頂き、バイバイアマネム。おこもり感を味わえる、素敵な施設でした。個人的には京都より、こちらの方が好みです。(京都も大好きですが!)

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アマネム アマン初の温泉リゾート。英虞湾の絶景と豊かな食文化を堪能
おまけ

帰りに、横山展望台という所に寄りました。日本にもこのような景色の場所があるんですね。寄って帰ってよかったです。ブロッコリーが群生しているような地形が、感動的でした。