とある連休の初日。明日は温泉でも行きたいねと言いながら何気なく検索をすると、強羅花壇に一部屋だけ空室が。善は急げとすぐさま予約。急遽訪問が決まりました。
到着
到着したのは15時を少し過ぎたころ。車が到着すると、待っていましたとお出迎えが。てきぱきと荷物と鍵を預かって頂き、我々は建物内へ。

強羅花壇はかの有名なルレエシャトーに加盟している宿です。日本では修善寺のあさばや、長野の明神館などが加盟しているそうです。

入り口側の椅子に腰掛け、案内を待ちます。ほどなくして、お部屋へ案内をして頂きました。大きなガラスからは目に鮮やかな緑が飛び込んできます。

今回宿泊したお部屋は「貴賓室 撫子」。檜ジャグジーの内風呂、スチームサウナ付きのお部屋です。前日夜に予約ができたのは、このお部屋だけでした。

12畳の和室にはテーブルが。他の部屋は詳しくは知らないのですが、こちらのお部屋は食事が終わったらお布団を敷きに来ますよ、という間取りではなく、別にベッドルームがあります。仲居さんに気を使わなくて楽で良いです。

こちらがベッドルーム。真っ白なシーツは見るだけで疲れが取れます!

しとしとと降る雨に打たれた緑のなんと美しいこと。木々が喜んでいるのがわかります。

お水が2本。棚の上に置いているからしょうがないかもしれませんが、グラスの上をプラスチックでカバーしているのは少々安っぽい印象を受けます。

冷蔵庫の中はソフトドリンク〜シャンパンまで一通り用意されていますので安心ですね。ただ、フリーのお水は2本だけしかなく、特に補充もされなかったので、滞在中はなんとなく喉が乾いていました。私は水道水でも抵抗なく飲めるのでいいのですが、スチームサウナや立派な檜の湯船があるので、お水は潤沢にあった方が嬉しかったです。
お風呂

立派な檜の湯船があります。体の大きな私でも広々です。湯船の横は段差になっているので、足が悪い方でも比較的安心して入ることができそう。ボタン一つでジャグジーになる機能も付いていました。隣はシャワーブースです。

このお部屋の売りであるスチームサウナ。サウナっぽくなるまでかなり時間がかかったので、使いたい方は1時間くらい前から電源をオンにした方がいいです。温泉にあるスチームサウナというよりは、なんとなく家庭用サウナのような気がします。

水回りは使いやすいダブルシンク。

アメニティはシンプルです。スチームサウナにセットするラベンダーの香りがするという袋がありましたがその効果は。。写真には写っていませんが、化粧水と乳液は「福美水」というもの。初めて知りましたが、これが良かった!とても肌の調子が良くなり気に入りました。
お着きのお菓子とお茶

お着きのお菓子とお茶。嬉しいです。

それだけじゃ治らず、冷蔵庫内にあるハーフのローランペリエ。安心して飲めます。しばらく休んだら、温泉がてら館内散策へ。
館内散策

お部屋からエレベーターに向かう通路の足元には窓があります。とても素敵です。

雑誌で良く見かける回廊。アジアンリゾートのような雰囲気もありつつも、やはりここは老舗旅館。うまく融合しています。

上から眺めたプール。ホームページだとすごく素敵でしたが、実物はホテルのプールと比較すると、少々物足りません。
温泉をでると、すぐそばにラウンジがあります。スパと繋がったこのエリアはちょっとした本やマッサージチェアも用意されており、同行者がお風呂から上がるのを待つのにピッタリです。スタッフの方が、冷たい抹茶でもてなして下さいました。

流石に温泉は撮ることができませんでしたが、とてもいい温泉でした。とても品がありながら洗練されたお風呂場は、入った瞬間、気持ちが高揚しました!
夕食

強羅花壇は基本的に全て部屋食とのこと。時間になると仲居さんがお食事のセッティングを始めます。お料理はもちろん、懐石。

目にも口にも美しいお料理が、次々と運ばれてきます。


最初は日本酒。



お料理というのはやはり作品だと感じます。

お料理自体ももちろんそうですが、盛り付けやしつらえ込みで(当然ですね!)。



懐石のコースはお腹がいっぱいで動けなくなることが多いのですが、今回ばかりはちょうど良かった。小さなことですが、嬉しいです。その分夜が長く感じます。

朝食

朝食のお魚は選ぶことができたので、銀ダラの西京漬けを頂きました。脂がしっかりと乗っており、ご飯が進む進む。難なく完食です。
二度寝の誘惑を振り切り、温泉へ、男女入れ替えで前日とは違う湯船でしたが、これまたよし。部屋に戻り、帰り仕度をし、部屋でチェックアウトして泣く泣く宿を離れます。

旅館としては部屋も多いので仕方がないのかもしれませんが、旅館自体の作りなどは正直なところ、なんとなく大味に感じました。とはいえしっかりとした宿泊料金なだけあります。仲居さんの気持ちいサービスにお食事も美味しく頂けたので、やはりそこは老舗の風格、妥当なのでしょう。快適な滞在でした。また温泉に来ようと思います。