ハイアットセントリック銀座東京(Hyatt Centric Ginza Tokyo)宿泊記

Hyatt

日本でも屈指の繁華街、銀座。碁盤の目のように広がるこの街は訪問する度に新たな発見があります。それらは最新のスポットである一方で、歴史のあるお店だったりと、銀座は新旧織り交ぜられた街だということを実感します。

2018年1月、そんな銀座にハイアットセントリックが開業しました。場所は銀座の中心街、並木通り。並木通りといえば、高級ブランドや老舗ショップが軒を並べる、銀座を代表する通りです。

チェックインは15時。

土曜日でしたが、比較的空いておりゆっくりとチェックイン。特に部屋まで案内されるわけではなく、受付で鍵を渡されて自分で向かうあっさりとしたスタイル。

今日のお部屋は12階。客室としては一番上のフロアです。エレベーターホールには派手なアートワーク。このホテルは朝日新聞の東京における創業の地に建ったということで、新聞や印刷物がモチーフとなっているようです。ちなみに11階は青色でした。

最初の感想としては、イマイチ高級感はありません。好みなのでしょうが、赤色にしてももう少しトーンダウンした方がハイアットらしいような気がします。セントリックはライフスタイル系というのがコンセプトのようなので、ホテル側からするとお門違いの意見だとは思いますが、滞在中、何度となくエアアジアを思い浮かべました。

お部屋

部屋の入り口にオープンクローゼット。

特筆することはありませんが、わかりやすく、使いやすかった。引き出しは3つ、うち1つは金庫。長期滞在には手狭な印象。

今回宿泊したのは、一番スタンダードなカテゴリ、「ツイン」。35平米とコンパクトなお部屋です。「キング」も広さは同じですが、ソファのある部屋となるようです。

お部屋のレイアウトはかなり斬新。部屋の中心には流し台とミニバー(カウンター)があり、ぐるっと回遊できる構造になっています。

ネスプレッソのカプセルは4つ。ホテルのクラスでカプセルの数が変わってきますね。

引き出しの中には、カップ・グラス類と、ティーバッグがあります。緑茶とほうじ茶は伊藤園、紅茶はTWG。

冷蔵庫内はお水のみ。常温のお水2本と、冷やしたお水4本、合計6本もあるのは嬉しい。

バーカウンターと逆側はなんと開閉式の洗面台。初めての経験。

使いやすいかと言われると、う〜ん・・・。という感じ。デザインと省スペース優先という印象でしょうか。

バスアメニティはBee Kind。落ち着いた色味のパッケージです。

歯ブラシや髭剃り等のアメニティは引き出しの中に。アクリルケースがなかなかかっこいいです。細かな傷がつかなければいいのですが、その辺りは漆器と同じですね。

洗面台の背面には、備品置き。広い部屋ではないので、こんなものでしょうか。家から持ってきたアメニティをどこに置くか悩んでしまう作りです。

お手洗いの蓋には、テプラでシールが貼られており、なんとも残念な・・・パークだと絶対にないですよね。

バスルームはシンプルな家庭用っぽい雰囲気。バスタブはやや小さめ、シャワーはボタンを押して使うタイプですが、これが使いやすい。高級感はないですが・・

こちらもBeeKind。

ひとりがけのチェアに置かれているクッションは幟旗のようなテキスタイル。日本的な要素も組み込まれています。

そしてテレビのサイドの木枠には、コンセントとUSBポートが。これが結構感動しました。バーカウンターにもコンセント・USBポートがあったりと、電気周りはかなり使いやすい印象です。徐々にtype-cが主流になってきているので、type-cの差し込み口もあるといいのだけどなあ。欧米が導入したとしても、iPhoneのシェアが高い日本では導入も遅れそう。

お部屋は最上階、そして並木通り沿いの部屋でしたが、抜け感はありません。12階・最上階のお部屋での感想なので、セントリックでは基本的に眺望には期待しない方がいいかも。でも、特に圧迫感もなく、快適に過ごせました。右手を見ると、青木淳氏とピーター・マリノ氏が手がけた特徴的なヴィトンのビルが視界に入ります。

建築規制が厳しいのだろうけど、日本は建つビルが軒並みつまらないビルばかり。シンガポールや中国のように面白いビルがガンガンできて欲しいです。

週末だからか、向かいのビルは人気を感じませんが、警備員さんは巡回しているようで。屋上に鳩が集まっており、時折警備員さんが散らしていたのが面白かった。

BluetoothスピーカーはBOSE。

インルームダイニングもありました。24時間ではないので、外食した後の軽食を・・・ということはできません。気になるメニューが多かったです。

ロビー

ロビーに戻りましょう。2Fから3Fにかけては吹き抜けとなっており、セントリック唯一のレストランであるNAMIKI 667の様子が見られます。

ライブラリーもあります。アイボやレゴで再現された紅葉があったり、

ハイアットセントリックのグッズの展示(販売?)や、アメコミフィギュア?なども。

パックマンやインベーダーゲームもありました。遊んでみたかったもののチャンスを逃してしまう・・

また、ワールドオブハイアット向けのフリースナックコーナーもあります。

冷蔵庫の中はお水とちょっとしたジュース。

懐かしい駄菓子もあり、小腹が空いた時にちょうどよさそう。

また、ロビー脇を進むとフィットネスジムがあります。

広くはありませんが、他に使っている人はみられませんでした。パートナーが使ってましたが、貸し切りで存分に楽しめたそう。

赤を基調としたスペースは、パワー系のトレーニングをする人にとっては良かったりするのでしょうか?トータルワークアウトも赤いイメージがあり。

夜はイタリアン、Osteria da K.[kappa]でディナー。ミシュラン三つ星の名店、「鮨よしたけ」が手がけるお店は、素材はもちろんのことながら調理の加減が素晴らしく、最高の食事でした。オープンキッチンだとシェフの動きがよく見えますがマラソンのようなスピードで料理をする様子は、感動すら覚えます。

雑居ビルの中にあり、銀座っぽいお店、セントリックからもすぐなのでぜひお勧めです。

締めは大好きな「はしご」の坦々麺。

味はもちろんですが、この店の持つ雰囲気が大好きです。

チェックアウト

朝の銀座。やはりヴィトンのビルは一際目立ちます。

チェックアウトはエクスプレスでお願いしていたため、レセプションにカードを戻すだけで楽ちんでした。外でランチを食べようとしたものの12時過ぎの銀座、もちろんどこも人でたくさん。諦めて、ホテル内のレストランNAMIKI667でランチを食べることに。

気候のいい季節、ラッキーにもバルコニーの席へ案内してもらいました。

まずは駆けつけ一杯の生ビール。パートナーはシャンパン。

このプレモルがうまいのなんのって。美味しいビールの証拠、綺麗なエンジェルリングが。食事への期待値があがります!

あくまでランチ、コースとはいえ重たくはありません。華やかで、気分が明るくなるようなお料理の連続で、休日を彩るのにぴったりなチョイスでした。もちろん味も文句なし。休日の贅沢なランチ。

朝日新聞社の東京における創業の地にオープンした、ハイアットセントリック銀座。その抜群の立地から、ここを拠点に買い物やグルメを楽しむのにお勧め。逆にいうと、ホテルステイを楽しんだり痒いところに手が届く的なサービスを求めるのには不向きかもしれません。とはいえ銀座近辺にはラグジュアリーホテルが少ないので、そういった需要の受け皿になっている気もします。

ちなみに今回の宿泊は、hafhを利用して予約、貯めたコインを使用して実質約3,000円で宿泊することができました。

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自分にとって初めてのタイプのライフスタイル系ハイアット。カジュアルな雰囲気を楽めた滞在でした。