【バリ島】アマンダリ(Amandari)/ Duplex Pool Suite 宿泊記 Part2

Aman

目が覚めたのは早朝6時。外はもう明るい。日本は秋冬に向かう季節だが、ここは南半球。夏に向かっているのだ。

チェックインをしたのは夜。プールや庭の雰囲気をつかめなかったので、朝を楽しみにしていた。三方向を囲むガラス窓からは、自然光が注ぎ込む。当然照明なんて不要である。それになんとツヤツヤ・ツルツルした床なことか。

外に出るとなかなか良い天気。乾季と雨季の境目で訪問、どちらかといえばギリギリ乾季の滑り込みだったが、4泊の滞在中は概ね天気に恵まれてラッキー。さすが400平米だけあって、プライバシーを感じる。早朝なのでデッキチェアは畳まれているが、毎朝食後にはしっかりと整えられる。プールは8メートルほどだろうか、それなりの長さに加え奥行きがある。ボドルムのアマンルヤや、昨年訪れたルアンパバーンのアマンタカ、カーンプールスイートよりも広く感じた。

もちろん全裸でプールにドボン!最高。

乾季のバリ島は案外冷えるのでプールに入る気が起きないと聞き心配していたが、、、杞憂だった。他のホテルはどうかわからないが、アマンダリのプールは加温されているのか早朝も夜も寒く感じることはなく快適。さすがにじっとしていると多少寒いが、動いていれば何の問題もない。

早朝スイムを終え、朝食レストランへ。初日の朝は早い。

はっと息を飲むメインプール。ヴァレーを臨むインフィニティプールは、ウブドならでは。

アマンダリのレストランは1箇所。7時過ぎに訪れたところ1番乗り、1番眺めの良い特等席で最初の朝食を迎えることができた。

板張りのレストランはオープンエアーのテラスにコの字型に席が設けられ、プールを眺められる席から埋まっていくようだ。室内は会食用の大きな座席である。

朝食はオーダービュッフェ方式。洋食メニューが豊富だった。バリ島っぽくヘルシー系ボウルやスムーズのセレクションが豊富で、美味い。日替わりでメニューを頼むのが毎朝の楽しみとなった。

部屋に戻ると、気持ちの良い光が差し込んでいた。1時間足らずの朝食。その間にプールサイドは整えられ、ベッドシーツの交換はもちろん、室内も完璧にルームクリーニングが完了していた。

2階ベッドルームからの眺め。

今日は事前に予約していた、現地旅行会社の6時間だけのチャーター。めっきり日本人旅行客が減ったらしい。一度水浴びをしてみたくて、本日の目的地はティルタ・ウンプルへ。

念願叶い無事水浴び。水は想像よりひんやりとしていて、良い感じ。早めに到着したのが幸い、穏やかでスムーズに終わったが、着替え終わった頃には大量の人が行列を成していた・・・。

ちなみに水浴びをする観光客は欧米系ばかり。日本人や東アジアからの観光客もそれなりに見かけたが、水浴びは好まないようだった。

定番のライステラスでランチを食べたり。

ジャコウネコを見学しコピルアクをお土産に購入したりしてツアー終了。このくらいでちょうどよかった。

部屋に戻ってきた。プールサイドのガゼボには、蘭の花。

各部屋アロエベラのアフタージェルと、日焼け止めの用意がある。日焼け止めは2種類、SPF25&30と謎の刻み具合。心許ないので、日本から持ってきたアネッサを使用したが、塗り直しが甘く焼けてしまった。。。

プールサイドでの時間を楽しむ。やたらお腹が空き、ミニバーとの往復。クッキーがザクザクとした食感で本当に美味しい。

ミニバーの棚にはライム。半分にカットして、炭酸水に絞って飲むのが最高にうまい。

16時になると、レストランの横にあるバーで、アフタヌーンティーが始まる。1時間だけの短い催しだが、行かない理由はない。と言いながら、少し出遅れてしまったのだが。

甘いとしょっぱいが両方楽しめるアフタヌーンティー。緑色のケーキはパンダナス。パンダナスってなんだろうと調べると、アダンのことだった。聞き慣れない横文字になると急にエキゾチックな感じがするが、八重山でアダンの煮物をご馳走になったことを思い出すと親近感が湧く。沖縄の人がいう沖縄(=いわゆる本島)では食べないようだが。

テニスコート。

アマンなので、もちろんスパ棟がある。

スパ・サウナ・フィットネスの施設を兼ね備える。私はフィットネスを使うことはなかったが、パートナーはその抜きん出た設備に感動していた。バリ島ほど人気な観光地ともなると、ホテル側も設備には苦労しないのだろう。

この日のディナーはウブドの街中へ。原則決められた地点まで、ホテルからの送迎もある。余裕があれば多少の融通が効きそうではあった。ダウンタウンまではそう遠くないが、噂に違わずものすごい渋滞であった。

お気に入りのスイカ浮き輪。穴が空いたのでガムテープで補強した。笑

日本では目にしない花々に心を打たれ、写真に収める。なんと精細な。

朝食はもちろん、インルームでも食べられる。室内でも食べられるが、もちろんプールサイドのガゼボで。大きな籠を肩に乗せ、運んできてくれた。

パートナーは目玉焼き。私はメネメン。トルコの朝食では定番の卵料理だが、ここアマンダリでも食べられたのはちょっとしたサプライズ。アマンルヤでもこの日と同じく、部屋のプールサイドで食べたなあ・・・と感慨深い。ホテルで飼われていた猫のルナちゃんはまだ元気だろうか。

もちろん、フルーツにグラノーラ、パワーフードのたくさん入ったヘルシーボウルは忘れずに。

ホテルの周辺を散歩。その前にライブラリー。広くはないけれど、趣味の良い空間。

日本語の書籍がたくさんあるのは、さすが日本人に身近なバリ島といったところ。ぐしゃぐしゃに倒れていたので直しておいた。アマンダリが出てくる小説。中古本のシールが貼られたそれを、レセプションに渡してきたので、もし並んでいたらそれは私の本。笑

アマンダリの守り神。

Google mapをみていると、近くにライスフィールドがあったので散策。あいにく刈り取られてしまっていたが、気持ちの良い散歩だった。

フォーシーズンズリゾートバリアットサヤン。

アマンから来ると、巨大なリゾートホテル感。お金はかかっているが、北米を感じさせる大味な印象。リアクションが大きめな接客からはゲストの傾向を伺えた気がした。

立地・眺めは最高に良い。バリのクラフトビールで小休止。

我らがアマンダリに戻るとアフタヌーンティーどき。華やかさに目は喜ぶが、正直なところ特別美味しいとは思わなかった。アマンタカで食べたそれの印象が良すぎたか、、、。

と言いながらもしっかりと食べる。

セイボリーやスイーツだけでなく、フルーツもカットしてもらえる。このマンゴスチンは種が柔らかく、そのまま食べられる美味しさ!

夜はレストラン。静寂に包まれた場所でありながら、水上の櫓からはガムランの心地よい音色が流れてくる。

運が良ければ、この眺めとともに食事が楽しめる。

レストラン中央の会食スペース。

バリ島のローカルワイン、ハッテンワイン(HATTEN WINE)。バリ北部のシンガラジャで収穫されたブドウをサヌールのワイナリーで醸成しているらしい。

アラカルトではなくコースメニューをオーダー。

アマンのライムの切り方が大好き。

コースのいいところは、ローカル料理が少量ずつ、たくさんの種類で楽しめるところ。それぞれの違いはあるが、どれも広義の「カレー」といったところ。

サテやおなじみのテンペとともに。

デザート。

十分に腹が満たされ、帰ろうと思ったら・・・バースデーソングとともにケーキが運ばれてきた。この年になって嬉し恥ずかしい、、、蝋燭の火を消さなきゃいけないことも頭からすっかり抜け落ちていて、ポカーンとしてしまう。こんな経験はいつぶりだろうか。濃厚なケーキはそれはそれは美味しく、味わって頂戴した。

部屋に戻りアウトドアバスでお風呂に入るも、入浴中に寝落ち。危ない危ない・・・

つづく。