アマン京都(AMAN Kyoto)宿泊記 Part1

ホテルステイ

ここ数年、1月に京都を訪れるのが恒例のイベントになっています。例外なく、2020年も最初の3連休を京都で迎えることが出来ました。毎年、この季節を楽しみにしています。

1月の凛と冷え切った空気の中の観光も好きですが、今回一番楽しみにしていたのはアマン京都。2019年の11月、金閣寺にほど近い場所である洛北エリア、鷹峯地区にオープンしました。

【アマン京都】の空室状況を確認する
アマン京都 京都の奥座敷に広がる森に佇む、静謐なプライベートリゾート

京都にある高級ホテル、フォーシーズンズやリッツカールトンは京都の中心に立地しています。アマンと同時期にオープンしたパークハイアットに至っては、二寧坂沿いという驚きの立地です。そう考えるとアマン京都がどう他のホテルと差別化しているのか、とても興味津々です。

前泊していた別のホテルからタクシーでアマンへ。タクシーの運転手さんにホテル名を告げるてもピンと来ていないようでしたが、「しょうざんリゾートの向かい」と伝えると分かって頂けました。ホテルができたと噂には聞いていたそうですが、我々が最初に連れていく客だったようです。

まだお正月が明けて間もないこともあり、入り口には門松が。タクシーを降りるとすぐにアライバルラウンジに案内して頂きます。

アライバルラウンジ

美味しいお茶とお菓子を頂きながら、少しお話をします。スタッフのみなさんに暖かく出迎えて頂くこの感じ・・・アマンにきた実感が出てきます!

お部屋への移動

アマン京都は2階建の4つの宿泊棟、そしてヴィラタイプのスイートが2棟の全26部屋からなる、プライベート感のあるリゾートです。黒を基調としたこの棟は、京都の町家をイメージしているそう。

通常の客室は蛍、楓、楢、芒の4種類があり、今回は楓をチョイスしました。

楓の部屋は、広々とした窓から石畳の小道や美しい苔を見下ろし、その先には丘陵の森を眺める2階にあります。敷地の中央に位置し、近くには古代の巨石による門がございます。60㎡の空間には、畳の間に床から天井までの広々とした窓と床の間があり、ベッド、ソファやローテーブルが置かれ、バスエリアには、檜風呂とシャワーブース、2つの洗面台が配されています。

https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/rooms-pavilions/kaede-room

アマン京都のお部屋は、パビリオン以外は全て同じ間取り・広さなため、部屋の位置が一番の違いです。今回の楓は、とてもいいチョイスでした!1階のお部屋だと、部屋の前の道を人が通るときに、多少気になってしまうのではないかな?と。その点2階に位置する楓は、そのような心配も少なく、プライバシーを感じて滞在することができました。

蛍は季節になるとその名前の通り、蛍が見られるとか。とはいえ敷地内の一番奥の棟なので、宿泊する人を選ぶかもしれません。

棟への入り口、重厚な扉を開けると階段があります。1階が楢への入り口、2階が楓への入り口と、2組のゲストでこの入り口をシェアする形になってます。楓への扉を開けると・・・

ベッドエリア

お部屋はなんと畳敷きでした。畳敷きのホテルはなかなか珍しいですね。かなり広々とした窓からは、木々と、石畳を見下ろすことができます。この石畳は、ゲストのほとんどが歩く場所なので、2階の楓がより落ち着けてオススメです。ローテーブルの上にはウェルカムフルーツのリンゴが。丸かじりしましたが、とても美味しいリンゴでした。

スタッフさんの説明を受けつつ、わーすごーい!と言いながら、パシャパシャ写真を撮る私です。アマンからすると、招かれざる客であることは間違いないでしょう・・。

個人的にホテルでとても重視しているソファの座り心地もよかったです。

もちろん、ネスプレッソもあります。カトラリーは黒で統一されており、とても洗練された印象を受けます。冷蔵庫内の飲み物は、お酒とフルーツジュースを除いてコンプリメンタリーのようでした。とはいえ、こんなにジュースは飲めませんが、嬉しいですね。シャンパンもあるのはとても安心感があります!

ミニバーの上には、スナックと氷、そしてオーパスワンがありました。当たり前のように鎮座しているオーパスワン、ウェルカムドリンクだと思って飲んじゃう人がいそうです。

茶櫃の中も黒色で統一されています。茶筒は個人的にも愛用している我戸さんのものでした。ターンダウン後にはDari Kという京都のお店のチョコレートが用意されていました。

ウェットエリア

実は、お部屋に入ってまず目に入るのはベッドではなくウェットエリア。とても大きな檜の湯船が目を引きます。

湯量をマックスで入れても、お湯が貯まるのに2、30分はかかりました。面白いことに、栓が2つもあるのです。それだけお湯がたくさん入る檜のお風呂、なんと贅沢な気分でしょう!サイドテーブルには入浴剤も。

また、タオルの掛け方一つにも感動する美しさです。アマンのアマンらしさは、このような場所にもしっかりと現れますね!

もちろんウェットエリアも床暖房完備なので大変気持ちがよく、裸足で過ごしました。(スリッパはあるんですけどね!)

洗面台はもちろんダブルシンク。黒を基調としたアマンらしい雰囲気です。

引き出しにあるアメニティ。基礎化粧品もあり。デンタルキットはイタリアのブランド、MARVISのものです。歯磨き粉は昔使っていましたが、歯ブラシは初めて見ました。大学生のころ、ニューヨークのマリンアンドゴッツで購入した思い出の歯磨き粉です。

洗面台と部屋の間はスライドドアで仕切られています。開けるとバスルームとベッドルームが繋がります。

外の景色を見ながら身支度を済ませることができます。1階だと覗かれるかも・・と気になるかもしれませんが、2階だと特に気になりません。

その他

引き出しの中にはアマン京都バッグ、そしてハットもありました。バッグは普段使いにも耐えうる、かなりしっかりした作りで、後ほどスパを利用する際に使いました。個人的にはもう少しへなへななものが好きです。ハットは、春以降の季節に活躍しそうですね。

Part2に続きます。