ウブドといえばバリ島の中心部に位置する文化と芸術の中心地。伝統的な文化や芸術がいまだ色濃く残る地域で地元のアーティストによるギャラリーや工房も多数。また、周辺には美しいライステラスや熱帯雨林が広がり、テガラランのライステラスはバリ島に訪れたことのない人でも、一度は目にしたことのある光景だろう。そんなウブドにあるアマンリゾート、Amandariが今回の目的地。
バリ島の窓口、デンパサール空港へは成田からのガルーダインドネシア航空が直行便を飛ばしている。フライトタイムは約8時間、定刻通り到着。東南アジアへは6時間程度のイメージを持っているが、そう考えるとバリ島はなかなか遠い。VOAはアライバルで取得、カウンターの列は短く胸を撫で下ろす。その後電子ゲートも使えたので、あっさり入国、エクスプレスで登録された荷物もすぐに出てきた。
ホテルやタクシーの出迎えの多さに圧倒されたが、なんとかアマンのボードを発見。大きくて目立つので助かった。ニッコニコのお出迎えにこちらも安心しニッコニコで挨拶。
アマンジウォやアマンワナの文字。バリ島内のアマンに留まらず、デンパサールでのトランジット客やアマンジャーニーのゲストたちをしっかりワンストップでフォローしてくれるのだろう。送迎車へ案内してもらう。
おしぼりを渡され、冷えて快適な車内。スナックはナッツとドライマンゴー。お水は常温のものだが、さすがアマン、コールドウォーターも用意されていた。
インドネシア国内にアマンは5箇所。2024年時点で最もアマンリゾートが多い国であるが、そのうちバリ島には3つのアマンがある。創業者、エイドリアン・ゼッカ氏のお眼鏡に叶う「平和」な場所だったのだろうが、オーバーツーリズムが大きな問題になっていると聞く。「渋滞がヤバい」という前評判を聞いていたが空港周りは想像を超える渋滞だった。
とはいえ、事前に説明を受けていた通り、ホテルまでは予定通りの1時間30分強ほどで到着。確か19時半を少し過ぎた頃。
何も知らなかったのだが、この日はアマンダリの35th Anniversary Dayだったとのこと!残念ながら到着したころにちょうどイベントごとが終わってしまったようだが、記念すべきタイミングで滞在ができたのはとても幸運だった。後からアマンダリのインスタをチェックしたところ、なんともアマンらしい華やかな催しである。
チェックインは部屋でも出来るということで、お部屋へ。今回の予約は、Duplex Pool Suite(デュプレックスプールスイート)。このイベントがあったからか、チェックイン日は約30ある部屋がほぼ満室のようだった。
Duplexという名が表す通りお部屋は2階建ての作り。ベッドルームが2階なので、1階はゆったりとしたリビングルーム。当然、一瞬でとても気に入る!
35年経過したアマンダリなのでおそらくこの棟も同じぐらいの齢なのだろう。当然新しさは感じず、経年劣化を感じるが、伝統的な雰囲気を保ちながらもピカピカに維持されている。相当な努力が思い浮かぶし、何よりそのマインドには感銘を受ける。同じ綺麗ならば新しいホテルを好む人が多いと思うが、私個人は大切に長く保たれているホテルにより高い価値と魅力を感じるなあと。
公式サイトによると、デュプレックススイートは305平米。プールなどのエリアも含まれた広さだと思われるが、建屋内は天井が高いことも相まって快適。
一つ下のカテゴリのPool Suite(プールスイート)は265平米。ちなみにプール無しのValley Suite(バレースイート)と、Village Suite(ヴィレッジスイート)は250平米。
ミニバーの上にはB&Oのスピーカーや、コーヒーマシンに湯沸かし、アイスも用意されている。ネスプレッソはもちろんドリップコーヒーの用意もあるし、もちろん紅茶もたくさん。
ガラスのジャーには大豆のスナック「テンペ」と、チョコチップクッキーが入っていた。このクッキーがたまらなく美味しく、夢中になって食べたが、すぐに補充されるので食べ過ぎてしまった。
お酒以外は全てコンプリメンタリー。毎日リフィルされるのだがダイエット中なのでほとんど飲み食いせず・・。食器棚にライムがあるのはアマン。プール上がりにカットしたライムを炭酸水に浮かべ、楽しんだ。
室内ソファ代わりのガゼボは贅沢にも2箇所あり、お昼寝する場所には事欠かない。宝箱のようなボックス内には、宝の地図に見立てたウブドの地図が入っていた。あそび心。
逆側には、手編みで素敵なうちわと、Don’t Disturb札。最終日が近くなりなんとなく使ったが、それ以前も滞在を通してプライバシーはしっかりと守られていた。
ウェットエリアはほぼシンメトリー。ボウルはそれぞれが専用で使えるので便利ではあるが、スーツケースの置き場所には少し困った。2つのスーツケースを開けて使うのではなくて、到着したら中身を全てクローゼットに出して、階段下に置くのが最適解のようだ。
扉の向こう側にはアウトバス。手前両サイドにはシャワー&トイレ。
空を見ながらゆっくりと入浴できるのはなんとも最高な気分。
ただ、アマンダリのお湯はタンク式のようで・・・初日は使い切ってしまい悲惨なことになってしまった。お湯は気持ち節水気味でつかうことをオススメ。
ハンドシャワーとレインシャワーを標準装備。シャンプーなどのアメニティは全てフランジパニ(プルメニア)の香り。シャワーの時間が楽しみ。
お手洗いはこう見えてシャワー付き。右後ろの方にダイヤルがあり、回すとびっくり、シャワートイレだった。ボタンでもなく、ホースでもないので気づかない人も多いだろう。
ボウルの下にはフェイスミストと蚊除け。
ダイソンのドライヤーはそれ専用に作られたホルダーに置かれていた。
階段を上がるとベッドルーム。階段が心許ないので、歳をとった親との旅行ならば心配かもしれない。
シンプルでありながらもデコラティブな空間で、異国情緒を堪能。
ベッドの寝心地は好みドンピシャで、夜中のトイレ以外は毎日爆睡することになる。
枕元のボックスには耳栓。懐中電灯もハンドメイドのカバーがされていて何とも素敵。
2階にもお手洗いやクローゼットがあるので、トイレが近い人も安心。なんとなくアマンタカのクルーズ船を思い出した。
外のガゼボから。プールに足を浸けてみると・・・意外と温かい!明日以降が楽しみ。
部屋にはウェルカムアメニティがどっさり。赤いドリンクは、ウェルカムドリンクのローゼラカクテル。
日本とは色の違うパッションフルーツ。種類が違うのだろう、種が気にならず、とても甘くて美味しい。フルーツは食べきれないほどたくさん。一度食べてみたかったスネークフルーツは嬉しい。水気を無くしたマンゴスチンのような・・・想像していたより美味しかった。
しっかりと冷えたシャンパン、デュヴァル・ルロワもウェルカムドリンク!他でも何度か頂いたがアマンのハウスシャンパンの扱いなのだろうか。
アマンダリ特注ドリップコーヒーに蒸留酒、そしてアマンダリの入り口に鎮座するシンボルであり、守り神でもある虎の置物。お酒はアマンダリ35周年のオリジナルデザインだし、置物も35周年のこの日限定なのだろう。目に入った時は「アマンダリは気前が良い」と思った。それは間違いじゃないが、シャンパンもギフトも特別なタイミングだから、特別なプレゼントなのだろう。図らずもリスケジュールをし飛行機をキャンセル、このタイミングでの訪問になったのはとても幸運。そんな気持ちを噛み締める滞在初日。
レストランは木造の建屋にオープンエアーで風が気持ち良い。プールサイドの東屋ではガムランの生演奏。「平和」な時間を噛み締める。
開放の営業は23時まで。9時頃には、静かになっていた。
スパイスの盛り合わせ。全てがサンバルかと思ったら、そんなわけではないらしい。でもサンバルの種類は数えきれないほどあるんだとか。
辛さに怯え、おそるおそる食べたが全くもって辛く無い。外国人は辛いの苦手だからと言っていたが、辛くもできるようで。レストランで食事するたびに「もっと辛く!」とお願いすると最終日には激辛サンバルが出来上がった。
頼んだのはサムサムという豚肉料理。これが絶品。
パートナーはダックのカレー煮込みのようなもの。レストランスタッフの一押しメニューということで。こちらも美味しかった。
インドネシア料理・バリ料理に対する知識がほぼ無かったのだが、サーバーがとても親切にメニューの説明をしてくれた。おかげさまで良いディナー。
円安と言われてもう長くなるが、それを差し引いても国内外のラグジュアリーホテルは高価に感じるようになった。為替以上にインフレの影響が大きいのだろう。気のせいだろうか、アマンもコロナ前は今の半額くらいだったような・・・。
おやすみなさい。