ウェスティンホテル横浜(The Westin Yokohama) 宿泊記

Mariott

クリスマスと年の瀬が迫る12月下旬、横浜へ。

天気に恵まれ晴天。区画整備されたみなとみらいエリアは歩きやすく快適。桜木町駅から散歩がてら向かったが、横浜駅からすぐなのでタクシーに乗るのもいいかもしれない。

到着し23階のチェックインカウンターへ。

到着は15時のちょっと前。アーリーチェックインはどうかな〜と期待するが、順番待ちをしているうちに15時。杞憂だった。超繁忙期のクリスマス前の滞在。

何も知らずにロビーに来たが、マリオットのプラチナステータス以上であればラウンジでチェックインできたようだ。チェックインが終わった後は、だいぶ長くなっていた。座ってチェックインができるラウンジの方が良かった。

ちなみにプラチナエリート特典の中からは無料朝食が選べたので、もちろんチョイス。他にはポイントや無料プール使用権などがあった。普段マリオット系ホテルに泊まることは少ないのに加え、はじめて朝食特典が選べるホテルに滞在するのでちょっと嬉しい。これがマリオット沼?

レセプション横の大きな窓からは野毛方面を臨む。みなとみらいは紛れもなく横浜だが、自分の中の横浜のイメージはこちら側。どちらも大好き。

横浜に限らずウェスティンホテルに泊まるのは今回が初。部屋への案内は特になく、一般的なシティホテルというところなのだろう。

プラチナ特典でお部屋をアップグレードしておきましたと言われ21階へ。クラブフロアにしてくれたということらしい。部屋の間取りや作り、部屋の位置は変わらないが、高層階な分多少眺めがいいのだろう。クレカの無料宿泊券を使っているのに恐縮してしまう。

ドアを開けると自動でカーテンがオープン。

西向きのお部屋は西陽がすごく、部屋全体が眩しい。黄色がかっていた。カーテンを閉めるといくらかマシに。

部屋は42平米。パートナーはその割に広く感じると言っていた。

確かにこの平米数でソファが置いてあるのは珍しい?

お水は瓶2本だけ。ターンダウンは入らず、補充はされなかった。

ミニバーやスナック類は、とても親しみやすいセレクション。

ウェットエリア。

シンクはシングル。仲良く使う必要があるが、シンク脇のスペースは十分なので使いづらさは感じない。

気になったのが、シャワーエリアとトイレの仕切り、すりガラス。用を足すときに気を遣う。

ウェットエリアが機能的で小さくまとまっている分、部屋が広く感じるのだろう。

個人的にとても気に入ったのが収納や台の使いやすさ。入り口横の台が便利なのはもちろん、部屋内のクローゼットは機能的で2人で滞在するときもストレスにならない配置。

長いコート掛けれなくない?と思ったが・・・

こちら側にはロングコートも掛けられる。

遠景に富士山。

さて、プラチナ特典でクラブラウンジが使えるらしく行ってみた。17時までがデイスナックタイム。通常17時30分からがカクテルタイムのようだが、繁忙期は2部制で、17時〜18時30分、19時30分〜21時に分かれていた。チェックイン時にどちらを利用するか決める必要があったので前半に伺うことに。

簡易的なスナックにジュースのみ。昔アメリカン航空で飲んだクランベリージュースを思い出した。

ラウンジはかなり広々。子どもの利用が制限されているので、比較的静かに過ごせ好ましかった。

みなとみらい側は遠くにかろうじて海が見える。客室は「ベイルーム」という名称らしい。今回宿泊している野毛側は「デラックスルーム」。もちろんベイルームの方が上のカテゴリだが、満足度に大きな違いはないような。だからかレートにも大差はない。

カクテルタイムになると、アルコールが飲める。無料ラウンジなので全く期待していなかったが、いい意味で裏切られた。シャンパンではないものの、シャンドンがあるのはウェスティンの努力を感じる。他にも横浜ラガーというローカルビールも。

食事はラウンジ内で完結できるほど充実している。

他のゲストが飲むビールの色があまりに美味しそうで、真似して横浜ラガーを選択。スタッフが注いでくれる。この後レストランの予約があったにも関わらず食事もつまんでしまった。

チョコレートとマカロンにほっこり。

カクテルタイム前には運動を。ジムも充実していたが、プールへ。

プールはプラチナ特典でも選べる。が、今回は朝食を選択していたため、大人3,300円を支払って利用。子供はその半額。土曜日ではなくかつ有料なので空いていると思ったが、脱衣所に入った瞬間、色々と察する。。。

後に気づくが3歳未満は無料、その齢の子供とファミリー複数がお楽しみ中で、泳いだりチェアでリラックスするゲストは招かれざる空間だった。子どもに罪はないが、滞在中も子を連れた親のマナーには閉口することがあり、ホテルが悪いわけでもないがネガティブな印象を持ってしまった。

サウナは清潔で快適。ロウリュできない電気サウナ。

夜はクリスマスディナーにスカンディヤへ。

近くに住んでいた学生時代から異彩を放つ存在、気になっていたが念願かなって訪問。歴史を感じる重厚感に落ち着いた客層、そしてサービス。高級店とはまた違うが、素敵なレストランだった。

朝起きると・・・なんと美しい富士山!

絵に描いたような冬空に雪がかった富士山が見えるなんて。みなとみらい側ではなく、リーズナブルな「デラックスルーム」でよかった。

朝食は通常3階のブラッスリー・デュ・ケが会場になるようだが、繁忙タイミングなので23階のレストラン・アイアンベイも解放されていた。それでも混雑していたのでロビーラウンジでも食事できるよ、とのこと。空いていたので魅力的だったが、食事を持っての往復が面倒なのでアイアンベイで頂くことに。

食事は無料特典なので期待値を下げた訪問、だからか想像以上。調べると4,900円するらしくそりゃそれなりのものがあるはず。

ジュースのグラスが小さくて何往復もした・・・

このシウマイはラウンジと共用かなと思ったり・・・

卵料理は席で注文するのではなく、鉄板の前でお願いして、お皿を持って待つスタイル。先日泊まった浅草の東武ホテルですら運んできてくれたのに・・・なんていうのは罰当たりだろうか。

クオリティは高級ホテルとビジネスホテルの丁度真ん中くらい、とウェスティンの立ち位置を感じる朝食だったが、何の不満もない。

少しのレイトチェックアウトも叶えてくれたので、朝食後に部屋で爆睡の後、ゆっくりとチェックアウト。

都内のホテルと比べて圧倒的に安い横浜のホテルだが、コストパフォーマンスを考えると相当な大盤振る舞い。みなとみらいにありながらもあまり良いとは言えない立地、その分ラウンジでの食事やアルコールの提供は、値段以上の価値を感じた。ただし、基本的にはファミリー向けのホテルなのだろう。次来ることがあれば、平日に滞在してみたい。